オリジナル曲「仮面舞踏会」について

   
@曲を作った経緯

   この曲は、ビジュアル系ロックバンド、「Malice Mizer(マリスミゼル)」のアルバム「merveilles(メルベイユ)」に感銘を受け、
   「自分もこんな雰囲気の曲を作ってみたい!」という想いに駆られて作った曲です。
   (ニコニコ動画のコメントで初めて知りましたが、この頃はマリスの「2期」と言うらしいですね。
    ちなみに、自分は特にマリスのコアファンだった訳ではありませんが、初めて雑誌でマリスの出で立ちを見た時、
    思いっきり吹っ飛んだので、アルバムを衝動買いしてみたら「当たり」でした。その後、Gacktが抜けたのは本当に残念でなりません)


   
A曲の構成について

   イントロとサビから作り、色々転調してメロディを繋げていったら、何とかサビまで辿り着いた、という感じです。
   (Aメロ:Dm→Cメロ:B♭→サビ:A)

   自分が思うに良い曲というのは、「何度聞いても飽きない曲」だと思っているので、なるべく色んなパートで別々のメロディが
   進行するように作りました。そうすると、毎回聴く度に聴きどころを変える事ができるので。
   (特にギターの伴奏はそれだけで1つの曲になり、かつボーカルラインを邪魔しないように凝ったつもりです)

   三拍子の曲というのはそれまで作った事が無かったので、特にドラムパートを作るのに苦労しました。
   リズムが単調にならないよう、色々工夫はしてみたつもりです。

   伴奏でピアノやオーケストラ系の楽器をを鳴らしていますが、私はピアノも弾けなければ、クラシック畑の人間でもないので、
   「クラシックってこんな感じかな?」と試行錯誤で打ち込みました。一応、それらしくはなったと思っています。


  
 B歌詞について

   歌詞はロマンチックになるように心掛け、「鏡」とか「呪文」、「運命」といったキーワードを散りばめています。
   テーマは輪廻転生であり、1番が前世の回想、2番が転生後の現代を表しています。
   自分が一番好きな箇所はサビの後半部分、「運命が扉を叩いた」と「心に雨は降り続いた」です。
   前者はベートベンの言葉の引用です。後者は「涙」を表しています。
   (人間は泣く事で悲しい気持ちを忘れられる、と聞いた事がありますが、それは本当だと思います)

   ※余談ですが、曲に対するコメントの中で、「放課後のジョーカー」というのがあったので、
    何だろこれ?と思って検索したら、とても吹きましたww
    『自分は玉砕したんだよ!こんな回りくどい事はしてねぇぇぇ』と思いつつも、どこか共感してしまう自分が居ました。
    とりあえずエンドウくんは可哀想過ぎる。。。


   
Cボーカルパートについて

   この曲は最初、初音ミクに歌わせて公開しましたが、実は原曲のキーだと低過ぎたので、1オクターブ上で歌っています。
   サビが高過ぎるので、最初は曲全体のキーを下げようともしましたが、私の考える曲のイメージがDmであり、
   何よりバンドで演奏できなくなってしまうので、それだけは避けました。
   Ver1.1の時に、「KAITOに歌ってほしい」という意見が多数寄せられましたが、私自身も原曲キーで歌っているのを
   聴いてみたいと思っていましたので、KAITOを購入する事にしました。
   (とは言え、KAITOを購入するかどうかは相当悩みました。
    正直、それまで聴いた事のあるKAITO作品で、まともに歌えているのがひとつも無かったので…)

   何とかKAITOの歌声をミクと同レベルまで引き上げるために、かなり細かくパラメータをいじりました。
   で、ミクとユニゾンで歌わせてみたら、「おおっ、これは良いかも!」と感じました。
   ミクとKAITOの声質がかなり違うので、お互いを邪魔せず、うまく混じり合っているのかな、と思います。
   (しかし、この曲が男女混声でしっくり来るとは、この曲を作った頃は夢にも思いませんでした)
 

 という訳で、見よう見まねで作った我流クラシックではありますが、楽しんで頂ければ幸いです。(長文失礼しました)


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